2012年4月30日月曜日

スティーブ・ジョブズさんの言葉の訳について

スティーブ・ジョブズさんの言葉の訳について

先ほどのジョブズさんの英文の訳の質問に関連してですが、



http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1472960904...



If you live each day as if it was your last, someday you'll most certainly be right.

のsomeday以降は、

いつかまさしく、「その通りになる」だろう。

あるいは

「いずれその日は訪れる」(単行本の訳らしいです)

あたりの訳になるとのことです。



何度読んでもそのような理解ができませんので、省略されている語句などもあるようでしたら、それも含めてどうして、上記のような訳になるのか訳の解説をお願いできればと思います。



英語学習途上の当方には、You are/may be/will be right.なら単に「君のしていることは正しい/正しいでしょう/正しいということになるだろう」くらいしか思いつきませんので、...



ちなみに、単行本が井口耕二さんの翻訳ということでしたら、若干異論もあるようです。

http://d-code.org/blog/archives/2006/06/icon---steve_jo.html

http://sites.google.com/site/himazu/steve-jobs-speech-notes







ここでの「right」は「ひとかどの人物」の意味だとプロの方に言われると、反論するのは難しいですね。Native Speakerが、どのようにそれを理解したかがわかる文を探すしか、手はありません。

「If you live each day as if it was your last, someday you'll most certainly be right.」 ・・・★

この文が転載されているページを探してみたら、「Motivation123」というサイトが見つかりました。

まず、★の文の直後に言い換えの表現がありました。パラグラフごと引用しましたが、次のカギカッコ内の最初の文が言い換えの文に当たります。「言い換えると、あなたは永遠に生きるわけではない。」

「In other words, you're not going to live forever. Most people avoid this truth like the plague, but that's the worst mistake you can make because it's one of the most powerful tools you can use to live a truly remarkable life.」

読み進んでいくともう一つ、言い換えの表現が見つかりました。次のカギカッコ内の最初の文の、コロン以降がそれです。「:人生は短く、いつの日か終わる。」

「Steve Jobs hit the nail on the head: life is short and will end someday. If this makes you want to do something about your goals and dreams, continue with me and learn more about The Motivated Mind. In a very short time, you will know how to get what you want in life, and you'll never have to worry about wasting the time you have left.」

つまり、どちらの言い換えを見ても、Motivation123の解釈は、「いずれその日は訪れる」と同様ということです。

Motivation123がどのようなサイトなのかよく知りませんが、英文解釈の一つの手掛かりとして使用することは可能と思い、このような形で活用しました。学習に役立てていただければ幸いです。

さて、「someday以降」について、改めて書きます。

someday you'll most certainly be right

「someday」は「いつの日か」。「most certainly」は「もっとも確実に」、あるいは絶対最上級として「非常に確実に」。「right」は「正しい」。何が「正しい」のかというと、「今日こそが私の人生の最後の日」という認識をする「you」。

これらを自然につなげると、「絶対確実に、いつの日か、あなたのその考え方が、正しいものになる。」

さらに言い換えると、「いつの日か、あなたのその考え方が実現するのは、絶対確実である」。

ここで「いつの日か」と「絶対確実」とを足すと、「いずれ」とすることが出来ます。ここまでくると、「いずれその日は訪れる」と言い換えることが、あまり無理のないことに思えてくるのではないでしょうか。

【補足に対して】

補足に書かれたあなたの理解は、標準的な理解と比較すると、まだかなりの隔たりがあると思います。原文からは、「大変なこと」とか、「疑問」を読み取ることはできません。少年だったSteve Jobsは、その言葉から、大変な勇気と積極性を瞬時に得て、夢と目標に向けての努力を、続けることが出来たのです。Steve Jobsがこの言葉を再引用したとき、当然他人も同じ反応をすることを期待したはずです。

それから、「right」はあくまでも、「この日に死ぬとの予測が正しい」という意味です。

【訂正】

この回答の最初の文の「ひとかどの」を「ひとかどの人物」に訂正しました。

【追記】

こちらもご覧ください。 → http://blog.fridaysimfukwe.com/2011/03/20/if-you-live-each-day-as-i... ※ 「ひとかどの人物」は誤りだと分かります。

(ecoten_28さん)








「間違いなく人生最後の日がくるでしょう」という意味です。



'right' は「正しい」の意味です。ここでは「あなたの思っていることは正しい」ということ。自然な日本語にするため、少し意訳しますが



「毎日を《今日が人生最後の日だ》との思いで生きていると、いつの日か必ずあなたが思っている通りの日がきます」



ということです。ですから、聴衆からも笑いが起こります。



あまり省略されているという感じはしないのですが、強いてつけ加えるなら '...someday you'll most certainly be right in assuming that it was your last day.' ということでしょう。一応、説明すると



You are right in doing... = 君が~したのは正しい。⇒「君が《今日が人生最後の日だ》と想定したのは正しい」ということ。



これで、次のせりふにもつながりますね。「このことばが心に残ったのです。それからの33年間、毎朝かがみをみてぼくは自分にこう問いかけてきました。《おい、お前が今日やろうとしていることは、今日という日がほんとうに人生最後の日だとしたら心からやりたいことなのか?》と」



Youtube でジョブズさんのスピーチを聞いてみましたが、さすが、大企業のトップ。スピーチも絶品ですね。合掌。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



補足を読みました。



失礼ながら。そういう意味ではないと思います。関連サイトの今津さん(という英語勉強中の技術者?)の注釈も間違っていると感じます。



>また最後のrightを単純に「正しい」と考えると、当たり前のことを言っていることになる。会場では若干笑いも起こっていたので、ネイティブスピーカーでもそのように解釈する人は多数居ると考えられる。しかしそれでは格言にならないし、文脈ともそぐわない。rightは名詞として「ひとかどの人物」と訳することもあり、ここではそういった意味であると考えるのが私には適切に思える。



前半部の「今日という日が人生最後だと思って生きろ」は格言みたいなものですが、後半部は「当たり前のこと」を言っているので聴衆の笑いをとれるわけです。ここをどうして「格言」にしようとごり押ししているのか理解に苦しみました。また、「rightを名詞として《ひとかどの人物》」と捉えることなどないと思います。この方、なにか誤解していらっしゃるような気がします。



井口さんという方は「いちおう」プロのようですが、プロでも大きな間違いをすることはあります。



もしご自分で納得できないようであれば、数週間・数か月のあいだ、ちょっと間をおいて英文を見直してみてはいかがでしょう。あとになって、すっと腑に落ちる日が来るものです。(わたしも長いこと翻訳の勉強をしていました。数年たってから気づく・わかるという経験もちょくちょくあります。)



「そんなに待てないから、このサイトを利用しているのだ!」と怒られそうですが…







えっと、たぶんですが意訳じゃないですか??

「あなたがまるであなたの最後のように、毎日を生活したなら、いつかあなたは正しいということになるだろう」



「今日が人生で最後の日だ、と毎日過ごしていけば、いずれ其のとおりになるだろう。」





ここから下は完全に個人的解釈です。

わかりにくいです。スペース頂くこと、お許しください。



「あなたは正しい」の正しいとは何をさすのか?

→「まるであなたの最後のように、毎日を生活すること」

たとえば、今から毎日「今日が人生最後の日だ」と思い、もし明日がなくても悔いのないように生活していくとします。

あなたがお若いのであれば、地震でもない限り、あなたに明日はやってくるでしょう。

なので、今日は自分の最後(の日)だ、と思うのは、正しくはありません。



もし将来、重度の病を持ち、未来の『今日』が峠なのであれば、あなたに明日はやってきません。

この時、あなたの「今日が人生最後の日だ」というのは正しくなります。



つまり、この人は

・人にはいつか死がやってくる

と言いたかったのでは??

また、意味はもうひとつあって、上の解釈では「その日がやってくるだろう」の「その日」とは人生最後の日のことですが、

「その日」が「あなたがしていることが正しいと認められる日」ということでもあるのではないでしょうか?

毎日一生懸命、明日はやってこないのだと悔いのないよう過ごしていけば、何か必ず成功を収められるはず。



二つの意味をあわせると、

人にはいつか死がやってくる。しかし、どうせ死んでしまうからといって人生を捨ててしまってはいけない。

せっかくの人生、毎日を一生懸命生きて、少しでも人々の心に「自分」の存在を残し、やがて体は滅びてしまっても、

心は人々の中に生きていけるよう努力しなさい。

ということではないでしょうか…



分けが分からんので消そうと思いましたが、せっかく書いたので解答として載せさせていただきます。

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